2010年04月24日
長崎式鯉のぼり

もうすぐ、五月 鯉のぼりの季節です。

江戸時代の長崎式鯉のぼりは、ご覧のように杉丸太の先端を残した支柱に、笹の旗竿を斜めにしてこれに鯉をさげる形式でした。こうすることにより、風がなくても鯉全体が広がって見え、風がある場合は風になびくようになります。
長崎歴史文化博物館 長崎奉行所イベント広場にて、ご覧いただけます。

また、これに付属する鐘馗の幟は、江戸時代に掲げられた鯉のぼりの典型的なものになります。
*鐘馗とは、唐の玄宗皇帝の夢の中に現れて皇帝を苦しめる鬼を退治した人物の姿を描いたものと言われています。
地方地方により、鯉のぼりの掲げ方も違うものですね~

現代は、ビル形式のアパート・マンションが多いのでまず無理でしょうが・・・・江戸の情緒を感じます。
長崎 寒田