2021年07月27日
今週の彦根城アミーゴvol.28
みなさまこんにちは!
暑い日が続き夏本番となってきました。
今年も彦根城天守広場に日よけが設置されました。

ミストも出て涼しさupです。

ひこにゃんもスイカで水分補給

暑いので皆様もお身体大事にして下さい。
彦根城アミーゴ 増田
暑い日が続き夏本番となってきました。
今年も彦根城天守広場に日よけが設置されました。

ミストも出て涼しさupです。

ひこにゃんもスイカで水分補給

暑いので皆様もお身体大事にして下さい。
彦根城アミーゴ 増田
2021年07月19日
撮影した日が記念日に【想い出アミーゴインサイドストーリー㊷】
東京のとある水族館でのお話です。

夕方にお母さまと3歳ぐらいの可愛いお嬢さまが、駆け足でフォトコーナーにお越しになりました。撮影前からとても楽しそうな雰囲気で、写真を撮る事を楽しみにしてくれているようです。
「キャー、すごい笑顔。かわいいねぇ!」
撮影直後に思わず、声が漏れるほど、お嬢さまは、素敵な笑顔で写ってくれました。お母さまも落ち着いた優しい笑顔で、バッチリの仕上がり。
「本当にお二人とも笑顔が素敵ですね」と伝えると、お母さまが嬉しそうに私に話をしてくれました。
「この子が産まれてから、毎年、7月のこの時期に写真を撮りに来ているんです。今年で3回目。ここで撮影する写真がすごく楽しみで、1年ごとに成長が見えて、いい思い出になるんです。20歳になるまで集めようかと」
胸がじーんと熱くなりました。そして、あらためて色んな方の人生の一部に携われていることを肌で感じ、身が引き締まりました。
お子さまのお誕生日が近いわけではなく、去年・一昨年で7月のたまたま同じ時期に撮っていた為、今年からこの時期に撮りに来ようと決めたそうです。
「昨年はお母さんの膝の上だったから、今年は自分で座って撮りたい。」
と言ったそうです。

お子さまが、日々成長していく中で、今しかない姿を想い出に残せることに喜びとやりがいを感じました。
これからも撮影した日が記念日になるように、笑顔の写真をたくさん撮っていきたいと思いました。
20年後の想い出に成るように…。
2021年07月17日
楽しい想い出【想い出アミーゴインサイドストーリー㊶】
ここは宮城県のとある水族館。

今日の営業も間もなく終わろうかという夕暮れ時、撮影コーナーに立つ私の元に一人の女性客がいらっしゃいました。見覚えのあるお姿だったので、今日のお昼に撮影されたお客様だとすぐに気がつきました。
「今日家族で撮影してもらった者ですが、今からでも写真を買うことはできますか?」
「もちろんですよ。いまお探ししますので少々お待ちくださいね」
ご家族の写真はすぐに見つかりました。小学校低学年と幼稚園生くらいのご姉妹がお母さまと三人で写っています。女の子たちがとても可愛くて良い写真だったので、ご購入いただけなかったのが残念でよく覚えていたのです。
「お待たせしました、はいどうぞ」
私は写真を台紙に入れて袋に包み、お渡ししました。その時、お客様が持っているA4のコピー用紙が目に留まりました。用紙の中央に貼られている写真がチラッと見えたからです。
私たちの現場では、撮影にご参加いただいたお客様全員にL版のノベルティ記念写真をプレゼントしており、それをフォトカードと呼んでいます。フォトカードにはお客様の写真が入りますので、台紙付き記念写真など、商品を購入されなかったお客様にも想い出をお持ち帰りいただけます。喜んでいただくことは多いですが、カードを紙に貼ってくださっているのは初めて見たので、私は興味深く感じ尋ねてみました。
「それって、今日お渡ししたフォトカードですか?」
「ええ、そうなんです。家に帰ったら、娘がこれを作っていたんですよ」
微笑みながらお母さまは用紙を見せてくれました。
そこには色鉛筆でたくさんの花々。おうちの絵もかわいらしく描かれています。
紙の中央には、ご家族で撮影されたフォトカードが貼られていて。
そして大きく「た の し い お も い で」。
見た途端、私の胸にこみ上げるものがありました。

「カードを貼って、絵を描いて、ずっと持って眺めているものだから…。私も、あの時写真を買っておけばよかったなって思うようになって」
家が近くなので、またすぐに戻ってきちゃいましたと苦笑いするお母さま。その後大事そうに写真を持って、お子様の待つ家へと戻っていかれました。
お客様が帰られた後も、私の目にはあのイラストが焼き付いているようでした。私たちの撮った写真をかけがえのない想い出にしてくれた、お子様のまっすぐな気持ちが本当に嬉しくて。そしてお子様の気持ちに応えるお母さまも本当に素敵だなと思いました。
写真を購入されなかったお客様にもお持ち帰りいただけるフォトカード。無料で差し上げているものですが、それをこんなにも大切な宝物にしていただけるんだという新しい発見がありました。そして想い出がプライスレスであることを改めて思い知らされました。
これからも一枚一枚にこだわりを持って撮影していこうと思いました。その一枚が、お客様の大切な想い出になりますようにとの願いを込めて。

今日の営業も間もなく終わろうかという夕暮れ時、撮影コーナーに立つ私の元に一人の女性客がいらっしゃいました。見覚えのあるお姿だったので、今日のお昼に撮影されたお客様だとすぐに気がつきました。
「今日家族で撮影してもらった者ですが、今からでも写真を買うことはできますか?」
「もちろんですよ。いまお探ししますので少々お待ちくださいね」
ご家族の写真はすぐに見つかりました。小学校低学年と幼稚園生くらいのご姉妹がお母さまと三人で写っています。女の子たちがとても可愛くて良い写真だったので、ご購入いただけなかったのが残念でよく覚えていたのです。
「お待たせしました、はいどうぞ」
私は写真を台紙に入れて袋に包み、お渡ししました。その時、お客様が持っているA4のコピー用紙が目に留まりました。用紙の中央に貼られている写真がチラッと見えたからです。
私たちの現場では、撮影にご参加いただいたお客様全員にL版のノベルティ記念写真をプレゼントしており、それをフォトカードと呼んでいます。フォトカードにはお客様の写真が入りますので、台紙付き記念写真など、商品を購入されなかったお客様にも想い出をお持ち帰りいただけます。喜んでいただくことは多いですが、カードを紙に貼ってくださっているのは初めて見たので、私は興味深く感じ尋ねてみました。
「それって、今日お渡ししたフォトカードですか?」
「ええ、そうなんです。家に帰ったら、娘がこれを作っていたんですよ」
微笑みながらお母さまは用紙を見せてくれました。
そこには色鉛筆でたくさんの花々。おうちの絵もかわいらしく描かれています。
紙の中央には、ご家族で撮影されたフォトカードが貼られていて。
そして大きく「た の し い お も い で」。
見た途端、私の胸にこみ上げるものがありました。

「カードを貼って、絵を描いて、ずっと持って眺めているものだから…。私も、あの時写真を買っておけばよかったなって思うようになって」
家が近くなので、またすぐに戻ってきちゃいましたと苦笑いするお母さま。その後大事そうに写真を持って、お子様の待つ家へと戻っていかれました。
お客様が帰られた後も、私の目にはあのイラストが焼き付いているようでした。私たちの撮った写真をかけがえのない想い出にしてくれた、お子様のまっすぐな気持ちが本当に嬉しくて。そしてお子様の気持ちに応えるお母さまも本当に素敵だなと思いました。
写真を購入されなかったお客様にもお持ち帰りいただけるフォトカード。無料で差し上げているものですが、それをこんなにも大切な宝物にしていただけるんだという新しい発見がありました。そして想い出がプライスレスであることを改めて思い知らされました。
これからも一枚一枚にこだわりを持って撮影していこうと思いました。その一枚が、お客様の大切な想い出になりますようにとの願いを込めて。